アキアカネが電線に一メートル間隔でとまっている。毎年のことなのだろうが、この何年か気付かなかった。コナラの団栗が、回りの緑の葉をつけたまま、風も無いのにときどき落ちてくる。車の屋根に落ちると結構大きな音がする。
今年はお彼岸前に庭のヒガンバナが咲いた。ミョウガの葉は枯れつつある。ススキの穂もいつもより早く出た。秋の訪れが急なのだろうか。トチノキの落葉はもう庭の地面を覆っている。ホオノキの葉はまだしっかりと枝にしがみついている。まあこれも時間の問題だろう。
七年前、私と家内はスズメバチに襲撃され酷い目にあった。あの時は八月だったが(この連載42)、スズメバチの巣作りはこれからが本番とのこと、二度刺されるとアナフィラキシーショックで、死に至ることもあるというのだから、防虫網を被って、対処するつもりだ。
五年程前にホームセンターで「ハチ劇取れ」という商品をみつけ、試しに買ってみた、二個セットで約八百円、中の溶液を水で薄め、蜂の通り道と思われる木陰に吊るすだけで、これが見事にスズメバチを退治してくれる。液体の入った容器に吸い込まれるように進入したが最後、逃れられず重なって死んでいくのだ。わずかコップの半分ほどの液量なのにそれが乾いて無くなってもスズメバチは折り重なっていく。ところが、蜂も学習しているのだろうか、昨年は殆ど取れなかった。今年も先日取り付けたので、十月半ばすぎに確認してこよう。 |